道の駅にて

帰り道、もよおした気になり何処か寄ろうと大型スーパーか道の駅を思い浮かべ、道の駅へ。結局空振りだった。

夜9時前。停まっている車はカーテンを降ろしたり、中でゴソゴソ気配がしたり、フロントガラスを遮熱シートで覆ったりと車中泊モードばかり。キャンピングカーから軽自動車まで幅広い。
長期旅行に貧乏旅行、遠距離通勤の軽減、家出。人間模様でみると喜びの中に悲しみもちょと混じる交々なのだろう。昔、車を停めてぐうたらできる場所を彷徨ったが、河川敷だろうが山の中だろうが、何らかの人がやって来て、関心を持たれた。そんな中、比較的緩かったのがパーキングエリアだった。基本、他人(他車)に無関心。煩かったり、荒らしの可能性はあるにはあったが。
そういう意味では、この道の駅は車中泊という村社会が成立しているようだ。一定の規模は不届者の居心地を悪くする。そういえばそんなキャンプ場がかつてあったが、主が現れて自滅してしまった。
駅が近い道の駅というのは少ない。前回、近場の飲み会で宿泊場所として使った。問題はあったが改善できそうだった。真夏でなければ行けそう。真冬なら重ね布団で対応できそう。今後はこれで行こう。次回はカプセルホテルワンダーランドを予約してしまった。
思えば、あの当時から何も変わっていない。ホームセンターではキャンプ&ガーデニング一色。どちらも好きなだけできる環境にいながら、ほとんど何も手をつけていない。何か一つ足らんのだろうな。
この車中泊の中に親和性のある方が居そうな気もするが、鉄の塊達はゴムの靴で若干揺れながら籠っている。キャンプ場では、やはり、ない。