去り際

卒業生が遊びに来た。今朝ふらりと思い立ったらしい。そういう行動力あったなと。

今日は母校の学祭でお休み。彼女の職場はそこである。ながらで失礼だったが、色々話した。大学病院の事情は思いの外発展していた。古き良きは昔の話。そりゃ20年経っている。
個人経営と違う大学やそこそこぼ企業のようなヒエラルキーは一度経験しておいた方が良いとのこと。目上に無条件で敬意を払うことは、昔は難しかったという。確かにそうだ。
大学の職業教育化が始まって久しいが、いよいよ本格的になるようだ。エリート養成や研究者は別として、ギャップイヤーを設けて働く経験を持つのは入学前卒業前こそ有効に思える。そこで、学校へ行かないという選択肢も説得力を持って出るだろう。
そのうち現場に戻るという。そうだろう。過去苦労した現場の魅力は離れたこそわかった。だからこそ去り方は大切だ。私はそれができなかったによね。